1946(昭和21)年3月20日の枢密院会議において、幣原喜重郎首相は、3月6日の憲法改正草案要綱の発表の経過について説明を行った。当時、枢密院の諮詢を要する案件については、その諮詢前に内容を公表することは、少なくとも枢密院に対する重大な不信行為とされていた。しかし、GHQとの関係上急いで発表しなければならなかったため、憲法改正草案が4月17日に枢密院に下付されるに先立ち、その経過について報告し了解を求めたのである。
資料名 | 二十一年三月二十日樞密院ニ於ケル幣原総理大臣ノ憲法草案ニ關スル説明要旨 |
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年月日 | 昭和21年3月20日 |
資料番号 | 佐藤達夫文書 212 |
所蔵 | 国立国会図書館 |
原所蔵 | |
注記 |