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視覚障害者等用データの収集について

国立国会図書館は、図書館等で製作された視覚障害者等用データを収集しています。収集したデータは視覚障害者等用データ送信サービスを通じて視覚障害者等個人の方や図書館等に提供します。なお、DAISYと点字データについてはサピエ図書館を通じた提供も行っています。

国立国会図書館が図書館等からデータを収集し、それを視覚障害者等個人利用者に直接送信したり、送信承認館を通じて提供する流れを示した図。データの提供機関は国立国会図書館、公共図書館、大学図書館、学校図書館、ボランティア団体等。
視覚障害者等用データの収集のイメージ図

目次

1 視覚障害者等用データとは

視覚障害者等用データとは、著作権法第37条の権利制限規定等に基づき、図書館等において、視覚障害その他の理由で通常の活字の印刷物の読書が困難な方(プリントディスアビリティのある方)のために製作されたデータです。

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2 国立国会図書館が収集する視覚障害者等用データの種類

現在、国立国会図書館が図書館等から収集しているデータは以下のとおりです。

データの種類ファイル形式(例)
音声DAISYDAISY2.02
音声ファイルMP3
マルチメディアDAISYDAISY2.02・EPUB3
テキストDAISYDAISY3
テキストデータ(未校正テキストデータを含む)プレーンテキスト・EPUB3・透明テキスト付PDF・DOCX
点字データBSE・BES・Braille ASCII

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3 国立国会図書館がデータを収集する機関

著作権法施行令(昭和45年政令第335号)(外部サイト)第2条において「視覚障害者等のための複製等が認められる者」と規定される図書館等からデータを収集しています。

データの収集にあたっては、下記のとおり、事前に国立国会図書館との覚書を締結し、データ提供館になっていただく必要があります。

現在のデータ提供館は以下をご覧ください。

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4 視覚障害者等用データの収集の手続き(「データ提供館」になる)

4.1 手続きの概要

データの収集にあたっては、あらかじめ国立国会図書館との覚書の締結が必要です。覚書の内容は次に示す「覚書(案)」のとおりで、ご提供いただいたデータの利用方法などを定めています。基本的にはこの内容のとおりで締結させていただきますが、ご名義等については個別に調整させていただきます。

覚書(案)

4.2 覚書締結の流れ

覚書締結の事務の流れは次のとおりです。ご連絡やご質問は、本ページ末尾の「お問い合わせ」に記載のメールアドレス宛てにお願いいたします。なお、本サービスの「送信承認館になる」手続きとは別々に(どちらか一方だけ)進めることができます。

(1) 覚書(案)のご確認

上の「覚書(案)」の内容をご確認いただき、ご不明な点等があればお問い合わせください。

案のとおりの内容で問題がない場合、

  • 視覚障害者等用データ収集に係る覚書の締結を希望する旨
  • 貴機関の名称と、ご名義となる方のご住所、肩書、お名前

の2点をメール(本文)でお知らせください。なお、ご名義となる方は、通例では次のような肩書の方です。

  • 公共図書館:館長(稀に首長、教育長)
  • 大学図書館:館長、情報部門(図書館が属する組織)の長
  • 学校図書館:校長
  • NPO法人等:理事長
  • その他の団体:代表

(2) 覚書(仮)のご確認

国立国会図書館において、貴機関が収集対象機関に該当することを確認の上、ご連絡いただいたご名義情報を記入した覚書(仮)をお送りしますので、内容をご確認ください。

この段階で、必要であれば貴機関側での稟議・決裁等の手続きをお願いいたします。ただし、締結日付については確定としないようお願いいたします。

(3) 覚書(正)の取り交わし

ご確認いただいた覚書(仮)の内容で、国立国会図書館側で手続き(決裁)を行い、印刷・製本・押印した覚書(正)2通を貴機関にお送りしますので、貴機関側で必要な手続き(決裁・稟議)を行い、2通ともにご押印の上、うち1通をご返送ください。なお、締結日付(覚書の効力発生日)は、国立国会図書館側における決裁日又はあらかじめ双方で調整の上定めた日とさせていただきます。
これで覚書締結の事務は完了です。

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5 データ収集でお送りいただくコンテンツおよび書誌情報について

データの収集は、国立国会図書館との覚書の締結が完了してからとなります。

5.1 コンテンツ

以下のデータ提供ガイドをご参照ください。

データ提供ガイド

このガイドは、視覚障害者等用データをご提供いただく図書館等のご担当者様向けにデータの製作や提供に当たってご留意いただきたい点などをまとめたものです。サービスとしての統一性、著作権の尊重、利用者の利便性などを考慮して、データに最低限含めてほしい項目・情報の基準(いわゆる前枠・後枠など)についても言及しています。これからデータの提供をご検討される図書館等のご担当者様も、参考になさってください。

PDF版
テキスト版

5.2 書誌情報

送付いただきたい書誌データ項目は下記の障害者用資料書誌データ記入要領及びひな型をご覧ください。

送付にあたっては上のひな型をご利用いただくほか、サピエ図書館からダウンロードした書誌、各図書館独自の書誌等でも差し支えありません。また、既に「点字図書・録音図書全国総合目録」に書誌データをご提供いただいているものや、データ本体(DAISY ver.2.02の場合、ncc.html)に十分な情報(原本を特定する情報に加え、製作完了年や収録時間に関する情報等)が記載されている場合は、書誌データの送付を省略することもできます。

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6 利用状況の通知について

半期に一度、提供いただいたタイトルごとの利用状況(アクセス件数。ダウンロードやストリーミング再生された回数。)をご連絡いたします。各データ提供機関における実績評価や利用分析等にご活用ください。なお、平均的には、データ1件(1タイトル)当たり年間20回程度の利用があります。

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7 その他

機関の名称等に変更が生じた場合は、下記のお問い合わせ先までご連絡ください。なお、覚書のご名義の方(館長様等)のご異動については、ご連絡いただく必要はありません(ご異動後も覚書の効力は継続します。)

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8 お問い合わせ

図書館協力課 障害者図書館協力係
電話:0774-98-1458(月曜日から金曜日 9時から17時45分 国民の休日・祝日及び年末年始を除く)
FAX : 0774-94-9117
メールアドレス:syo-tkyアットマークエヌディーエルピリオドジーオーピリオドジェーピー