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図書館向けデジタル化資料送信サービス(図書館送信)に係る除外手続

  • 図書館向けデジタル化資料送信サービスの内容等については、「図書館向けデジタル化資料送信サービス」のページをご覧ください。
  • なお、当館は現在、戦前期刊行図書について著作権の確認・処理を行っております。図書館向けデジタル化資料送信サービスの対象資料(戦前期刊行図書)のうち、処理が完了したものは順次インターネットで公開していきます。

除外手続

除外手続とは

図書館向けデジタル化資料送信サービスの対象となる資料は、入手困難な資料(流通在庫(出版者、書店等の市場)がなく、かつ商業的に電子配信されていない等、一般的に図書館等において購入が困難である資料)となっています。対象を入手困難な資料に限定するために、「国立国会図書館のデジタル化資料の図書館等への限定送信に関する合意事項」(PDF:407KB) 2(3)に基づいて行う手続が除外手続です。除外手続は次の3段階の手続で構成されています。なお、個人向けデジタル化資料送信サービスの対象資料につきましても、本ページの除外手続が適用されます。

  • 入手可能性調査
    国立国会図書館が、民間の在庫情報のデータベース等に機械的な突合をかけ、入手可能なものの除外等を行います。
  • 事前除外手続
    国立国会図書館が、入手可能性調査を経て送信候補とした資料のタイトル等の一覧を「送信候補資料リスト」として公表し、除外申出を受け付けます。出版関連団体、出版者、著作(権)者等からの申出に基づき、除外基準のいずれかを満たす場合には、送信候補資料から除外します。
  • 事後除外手続
    国立国会図書館が、送信中の資料のタイトル等の一覧を「送信資料リスト」として公表し、除外申出を受け付けます。出版関連団体、出版者、著作(権)者等からの申出に基づき、除外基準のいずれかを満たす場合には、送信資料から除外します。

除外基準

事前除外手続および事後除外手続において、除外申出があった場合、以下の要件を国立国会図書館が確認し、いずれかを満たす場合に、除外を行います。

  • 当該資料又は同内容の著作物が市場(オンデマンド出版及び電子書籍市場を含む。)において流通している場合(おおむね3か月を目安として流通予定であることを公開情報により確認した場合を含む。)
    • 「同内容の著作物」とは、デジタル化資料の内容を全て含む著作物で、文庫版、作品集・全集、他出版社からの再版等を含みます。
  • 当該資料又は同内容の著作物の著作権が著作権等管理事業者により管理されている場合
    • 「著作権等管理事業者」とは、著作権等管理事業法に基づき、文化庁長官の登録を受けて著作権等管理事業を行う者を指します。
  • 当該資料の著作者から送信利用の停止の要請があった場合(請求者適格の確認により、停止措置をとる。)
  • なお、経済的利益以外の正当な理由(人権侵害、個人情報保護等)により、送信利用の停止の申出があった場合も、別途対応いたします。

スケジュール

図書館送信に係る除外手続のスケジュールを令和3年10月~令和5年9月を例に表した図です。

送信候補資料リスト

  • 毎年7月に、翌年に送信を開始する送信候補資料のリストを公開し、事前除外申出を7月から11月まで受け付けます。(図中のア)

送信資料リスト

  • 事前除外手続で除外されなかった資料については翌年1月に送信を開始し、送信資料リストとして公開(平成27年以降は追加)します。当該リストは半年に1回(1月と7月に)更新します。(図中のイ、ウ)
  • 入手可能性調査の結果、新たに入手可能と判明した資料は、毎年7月に送信を停止の上、送信資料リストから削除します。(図中のウ)
  • 事後除外手続で除外された資料については、半年に1回(1月と7月に)、送信資料リストから削除します。(図中のイ、ウ)ただし、事後除外申出に基づく送信の停止は随時実施します。(図中の白点線)

よくあるご質問

除外手続についてよくあるご質問と回答を除外手続Q&Aに掲載しています。

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事前除外手続

令和5年に送信を開始する送信候補資料の事前除外手続は終了しました。

事後除外手続

事後除外手続の大まかな流れ

手続の詳細はマニュアル「事後除外手続について」(PDF: 593KB)をご覧ください。

(1)送信資料リストをダウンロードする
このページに掲載の送信資料リストをダウンロードしてください。図書、古典籍、雑誌、博士論文という資料種別ごとに送信資料全件のリストを掲載しています。また、図書については出版者別及び著者別、博士論文については大学別に分割されたリストをダウンロードするための索引ファイルも掲載しています。

(2)リスト内に上記の除外基準に該当する資料があるかどうかを確認する。

(3)該当する資料があった場合、リストの記入欄に必要事項を記入する。
除外基準に該当する資料があった場合は、リストの記入欄(左3列)にマニュアル「事後除外手続について」(PDF: 593KB)に記載の必要事項を記入してください。

(4)記入済みのリストを国立国会図書館にメールで送付する。
該当する資料の行のみをコピー&ペーストして、新しく別ファイルを作成し、マニュアル「事後除外手続について」(PDF: 593KB)に記載の要領でメールにて送付してください。ただし、出版者別ファイル等でファイルサイズが小さい場合は、そのまま元ファイルを送付していただいても結構です。除外した場合、除外しなかった場合のいずれの場合も、結果を申出者に連絡いたします。

送信資料リスト(令和5年2月28日時点)

図書館向けデジタル化資料送信サービスで提供されている資料のリストの一覧は次のとおりです。また、現時点の送信資料は、「国立国会図書館デジタルコレクション」で検索対象を「送信サービスで閲覧可能」にして検索することでも確認できます。

  • ファイルの表示に時間がかかることがあります。
全件リスト
資料種別 Excel(xlsx)形式 TSV形式(ZIP圧縮) 内容
図書 戦前期1(xlsx: 10.8MB)
戦前期2(xlsx: 10.5MB)
戦前期(zip: 6.2MB) 昭和62年までに受け入れた図書のほか、震災・災害関係資料 約85万点
  • 漫画・絵本は送信を留保しています。
戦後期1(xlsx: 17.2MB)
戦後期2(xlsx: 17.4MB)
戦後期3(xlsx: 16.2MB)
戦後期4(xlsx: 13.4MB)
戦後期1(zip: 10.1MB)
戦後期2(zip: 9.5MB)
古典籍 (xlsx: 1.3MB) (zip: 183KB) 明治期以降の貴重書等 約2万点
雑誌 (xlsx: 1.5MB) (zip: 471KB) 明治期以降に発行された雑誌(刊行後5年以上経過したもの) 約1万タイトル(約82万点)
  • 商業出版されているものは送信を留保しています。
博士論文 (xlsx: 15.6MB) (zip: 7.4MB) 昭和63~平成12年度に送付を受けた論文 (商業出版されていないもの)約14万点

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利用統計

図書館向けデジタル化資料送信サービスで利用された資料の統計を掲載しています。

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問い合わせ先

制度の趣旨、デジタル化全般についてのお問い合わせ

電子情報部電子情報企画課電子情報企画係
電話:03-3581-2331(代表)

除外手続の方法、個別資料の取扱い、送信停止の申出等についてのお問い合わせ

関西館電子図書館課電子化資料提供係
電話:0774-98-1357(直通)
メールアドレス:jogaiアットマークエヌディーエルピリオドジーオーピリオドジェーピー

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