ホーム > 第2章 明治国家の展開 > b. 帝国議会の開設 > 立憲自由党の成立
2-10 立憲自由党の成立
河野広中 明治23年夏 「河野広中関係文書」書類の部 1595
大同団結運動で民権派再結集の機運が高揚すると、大同倶楽部・再興自由党・愛国公党(第二次)の旧自由党三派に九州連合同志会が合同し、明治23(1890)年9月15日、立憲自由党が結成(翌年自由党と改称)された。
本史料は、立憲自由党が調査・検討すべき項目を列挙したものであり、新聞紙条例・集会条例等諸法律の改正、選挙権の拡張、関税の回復、教育の拡張、営業税の創設、地租軽減などが挙げられ、当時の同党の方向性をうかがうことができる。それぞれの項目につき調査担当者も決められ、星亨、河野広中、植木枝盛など同党の主要人物の名が見える。
立憲自由党政綱調査箇条
- [明治23年秋頃]
- 河野広中関係文書 書類の部 185
- 国立国会図書館