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第5章 新日本の建設

ホーム > 第5章 新日本の建設 : 概説

概説

  1. a. 終戦と占領
  2. b. 政党の再建と総選挙
  3. c. GHQと戦後改革
  4. d. 占領政策の転換と独立の回復

a. 終戦と占領

銀座4丁目交差点で交通巡査とMPが一緒に交通整理 昭和21年 『痛恨の昭和』所収
銀座4丁目交差点で交通巡査とMPが一緒に交通整理 昭和21年 『痛恨の昭和』所収

昭和20(1945)年8月15日、ポツダム宣言の受諾により太平洋戦争は終結した。終戦とともに、日本は米国を主とする連合国軍の占領下におかれた。以後、GHQ/SCAP(連合国最高司令官総司令部)から日本政府への指令により、非軍事化・民主化の方針に基づく諸改革が実施されていった。

史料と解説

5-1終戦の解放感
  • 吉田茂書翰 来栖三郎宛
5-2戦争責任
  • 大東亜戦争ヲ不利ナル終結ニ導キタル原因並ニ其責任ノ所在ヲ明カニスルタメ政府ノ執ルベキ措置ニ関スル質問
  • [政府の答弁書に関しての感想]
5-3占領と改革の開始
  • U.S. Initial Post-Surrender Policy for Japan (SWNCC150/4/A)
  • Memorandum for: Imperial Japanese Government. Through: Central Liaison Office, Tokyo. Subject: Removal of Restrictions on Political, Civil, and Religious Liberties.(SCAPIN-93)

b. 政党の再建と総選挙

終戦にともない、戦時中は活動を停止していた諸政党がその活動を再開して再編の動きが活発となり、日本社会党、日本自由党、日本進歩党、日本協同党が相次いで結成され、日本共産党は合法政党として再建された。昭和21(1946)年4月、女性が初めて参政権を行使した戦後初の総選挙では、39名の女性議員を含む多くの新人議員が誕生し、日本自由党が第1党となった。

史料と解説

5-4政党の再建
  • 新日本自由党結成準備記録
  • 赤旗 第1号
  • 宣言
  • 進歩党の政策大綱
  • Political Parties in Japan
  • Political Parties in Japan: Developments during the Week Ending November 17, 1945
5-5総選挙
  • [戦後第一回総選挙ポスター]
  • [参議院議員候補者ポスター]
  • [選挙演説原稿]
  • [推薦状]

GHQと戦後改革

幣原内閣のもとで進められていた憲法改正作業は、GHQ草案に沿って作成された、政府の草案要綱に基づき議会で審議が行われ、昭和21(1946)年11月3日、主権在民・平和主義に基づく日本国憲法が公布された。同時にGHQの主導のもとで、公職追放、農地改革、財閥解体など、政治・経済全般にわたる諸改革が推進された。昭和22(1947)年4月の総選挙では、日本社会党が第1党となり、委員長の片山哲を首班とする三党連立内閣が成立した。

史料と解説

5-6憲法改正(松本委員会)
  • 憲法改正要綱
  • Constitution of Japan[GHQ草案]
  • 憲法改正草案要綱
5-7公職追放
  • Memorandum for: Imperial Japanese Government. Through: Central Liaison Office, Tokyo. Subject: Removal and Exclusion of Undesirable Personnel from Public Office
  • 昭和二十一年日誌
5-8経済の再建
  • Memorandum for: Imperial Japanese Government. Through: Central Liaison Office, Tokyo. Subject: Elimination of War Profits and Reorganization of National Finance
  • 私の資格審査に就て
  • 辞職願
5-9社会党内閣成立
  • 吉田茂書翰 牧野伸顕宛
  • [General MacArthur's Statement]

d. 占領政策の転換と独立の回復

対日講和会議開会式場 昭和26年9月4日 『吉田内閣』所収
対日講和会議開会式場 昭和26年9月4日 『吉田内閣』所収

民主化政策の進展の中で、労働運動は高揚したが、次第に深まる米ソ冷戦の進行に伴ない、公職追放解除や左翼陣営に対する弾圧など、占領政策の転換が始まった。昭和25(1950)年6月の朝鮮戦争勃発後、マッカーサーから吉田首相に警察予備隊の創設が指示された。翌年9月、サンフランシスコ講和条約と日米安全保障条約が締結され、わが国は国際社会への復帰を果たした。

史料と解説

5-10占領政策の転換
  • Recommendations with Respect to U.S.Policy toward Japan(NSC13/2)
5-11労働運動
  • なぜ首切に反対するのか
  • 結成大会議案書
5-12レッドパージ
  • [Douglas MacArthur's Letter to Prime Minister]
5-13警察予備隊
  • 警察予備隊瞥見
  • [Douglas MacArthur's Letter to Prime Minister]
5-14講和条約・日米安保条約
  • [講和安保両条約に対する態度決定について]
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