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2-16 国会議事堂
昭和11年竣工当時の空から見た議事堂 『帝国議会議事堂建築の概要』所収
上棟式塔頂部鋲打の状況 『帝国議会議事堂建築の概要』所収
永田町に本格的な議事堂を建設する構想は明治期からあったが、長らく見送りとなっていた。したがって現在の議事堂以前のものは、今日「仮議事堂」と呼ばれて区別されている。この錦絵は明治24(1891)年10月に竣工した第2次の「仮議事堂」を描いたもの。
明治23(1890)年の帝国議会開設にあわせ、日比谷内幸町に議事堂(第1次)が建設されたが、竣工間もなく焼失、跡地に第2次の議事堂が再建された。ここで計48回の議会が開催されたが、大正14(1925)年に焼失。その後第3次の議事堂を経て、大正9(1920)年に現議事堂の建築に着工、昭和11(1936)年に完成し、今日に至る。
[国会議事堂錦絵]
- 明治28年5月
- 憲政資料室収集文書 1298
- 国立国会図書館