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2-20 社会民主党の結成(初期社会主義)
社会民主党創立発起人 左から安部磯雄・河上清・幸徳秋水・木下尚江・片山潜・西川光二郎 『幸徳秋水全集』補巻(大逆事件アルバム 幸徳秋水とその周辺)所収
明治34(1901)年5月18日、安部磯雄、片山潜、西川光二郎、木下尚江らが中心となり社会民主党を結成した。同党は人類平等、軍備全廃、土地・資本の公有などの「理想綱領」8か条と貴族院廃止、普通選挙実施、治安警察法廃止などの「行動綱領」28か条を掲げ、これらが新聞に掲載されたことは、政府を刺激した。
本史料は、社会主義関係の資料綴に綴じられていた同党結成届の写しであり、通説の即日禁止とは異なり、実際には結党2日後の5月20日に禁止命令が出されたことを伝える。
[社会民主党結成届・党則(写)]
- 明治34年5月19日
- 阪谷芳郎関係文書 507
- 国立国会図書館
- 「[社会主義者ニ関スル資料]」所収