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第1章 立憲国家への始動

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b. 立憲政治への試み

1-12 立志社の国会開設請願

立志社風景 『立志社 その活動と憲法草案 図録 平成10年度特別展』(高知市立自由民権記念館編)所収 (高知市立市民図書館特設文庫所蔵)
立志社風景 (高知市立市民図書館特設文庫所蔵)『立志社 その活動と憲法草案 図録 平成10年度特別展』(高知市立自由民権記念館編)所収

立志社は明治7(1874)年、土佐において誕生した民間政社である。明治10(1877)年2月に西南戦争が勃発すると、社内にはこれに同調して挙兵を企てる一派が生まれた。一方、植木枝盛・吉田正春・竹内綱ら武力蜂起に反対する一派は天皇への上申書として「立志社建白」を作成した。その内容は、内閣専制や兵制・税制・外交の失敗などを挙げて政府を批判し、地租の軽減や徴兵制度の廃止などを求めるとともに、民撰議院の設立および立憲政体の確立を提案するものであった。立志社社長の片岡健吉が総代としてこの建白書を京都行在所に提出したが、「不遜ノ件」を理由として数日後に却下された。本史料に付属の覚書は、この却下の経緯を記したものである。

[立志社建白写]

『[立志社建白写]』
  • 明治10年6月
  • 三条家文書 42−2
  • 国立国会図書館
  • 付属史料あり
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