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2-4 岩倉具視の憲法構想
岩倉具視 『憲政秘録 明治・大正・昭和』所収
憲法について岩倉具視が上奏した意見書を箇条書きで記したもので、起草者は井上毅と言われている。欽定憲法たること、漸進主義をとること、プロシアをモデルとすること、内閣組織は議院と距離を保つこと、二院制の採用、選挙のあり方(制限選挙)など、その内容の大半が明治憲法に採り入れられている。明治14(1881)年7月にこれを基にした「大綱領」が天皇に上奏された。
憲法中綱領之議
- [明治14年6月]
- 伊藤博文関係文書 書類の部 229
- 国立国会図書館