資料と解説

1-18 近衛国務相・マッカーサー元帥会談録 1945年10月4日

10月4日、東久邇宮内閣の無任所大臣であった近衛文麿は、GHQの意向を探るため、マッカーサーを訪問した。GHQ側出席者は、マッカーサー、サザーランド参謀長及びアチソンGHQ政治顧問。まず、近衛が国内の戦争主導勢力についての見解を述べた後、政府の組織等について意見を求めた。マッカーサーはこれに答えて「憲法ハ改正ヲ要スル」、改正して自由主義的要素を十分取り入れなければならないと述べた。この発言を受け、憲法改正に向けた動きが本格化することになった。

資料名 近衛國務相、「マックアーサー」元帥會談録
年月日 昭和20年10月4日
資料番号 外交記録 A'1.0.0.2-3-4「連合国最高司令官及び幕僚と本邦首相並びに各省要人との会談要録並びに往復書簡関係」の内 <GAI-1, Reel No. A'-0055>
所蔵 国立国会図書館
原所蔵 外務省
注記 マイクロフィルム
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