資料と解説

3-26 新憲法草案修正に関するGHQとの交渉

憲法改正草案要綱についての問題点の検討及び整理の後、必要最小限度の修正についてGHQと交渉することになった。1946(昭和21)年4月2日に、入江俊郎法制局長官と佐藤達夫法制局次長が、終戦連絡中央事務局の加藤連絡官とともに民政局を訪ね、ケーディス大佐及びハッシー中佐と会談を行った。以後会談が重ねられ、4月15日には、憲法改正草案がGHQ側に提出されたが、4月18日に、GHQ側から口語化された草案の字句について異議があるとの電話があったため、佐藤法制局次長及び加藤連絡官が説明のため、ケーディス大佐、通訳のゴードン中尉と会談を行った。なお、終戦連絡中央事務局政治部長名の第五次会談に係る報告書の中では、4月18日に憲法改正草案発表・4月19日に会談との記述があり、当時の混乱ぶりがうかがえる。

資料名 要綱の一部訂正の入江・佐藤・ケーヂスの会談の覚
年月日 昭和21年4月2日
資料番号 佐藤達夫文書 59
所蔵 国立国会図書館
原所蔵  
注記  
資料名 新憲法草案修正ニ關スル會談ノ件(第二次第三次及第四次)
年月日 昭和21年4月9日
資料番号 佐藤達夫文書 66
所蔵 国立国会図書館
原所蔵  
注記  
資料名 新憲法草案修正ニ關スル會談ノ件(第二次第三次及第四次)
年月日 昭和21年4月12日
資料番号 佐藤達夫文書 66
所蔵 国立国会図書館
原所蔵  
注記  
資料名 新憲法草案修正ニ關スル會談ノ件(第五次)
年月日 昭和21年4月20日
資料番号 佐藤達夫文書 68
所蔵 国立国会図書館
原所蔵  
注記  
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