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2-2 元老院の憲法構想
錦絵 明治名誉一覧 年信画 明治10年9月 「憲政資料室収集文書」1133
大阪会議後に設置された元老院では、アメリカ人フルベッキ(Guido Herman Fridolin Verbeck、元老院雇)らが外国憲法の翻訳にあたるなど、立憲政体の調査が進められた。
本史料は勅命を受けて元老院で起草された明治9(1876)年10月の憲法草案(第一次国憲按)である。当時元老院幹事の職にあった陸奥宗光の手許に残されたものと推定されるが、同案は結局陽の目を見なかった。