ホーム > 第3章 大正デモクラシー > c. 政党政治の時代 > 無産政党の叢生
3-15 無産政党の叢生
日本労農党結成準備会 大正15年12月 『三輪寿壮の生涯』所収
普通選挙実施が間近に迫ると、無産運動の中でも政党結成の動きが見られた。無産運動の中では左右両派の対立が強まっており、大正15(1926)年3月に結成された労働農民党を脱党した一部は、同年12月に結成された右派の社会民衆党に合流し、また、中間派は左右両派に一線を画することを標榜し、麻生久を中心に日本労農党を結成した。
無産政党は昭和3(1928)年の総選挙では労働農民党が2議席、日本労農党が1議席、社会民衆党が4議席、その他1議席の合計8議席を獲得した。
日本労農党第一回全国大会提出本部議案及報告
- 昭和2年11月27日
- 浅沼稲次郎関係文書 1
- 国立国会図書館