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5-5 総選挙
戦後最初の総選挙は昭和21(1946)年4月10日に行われた。これは前年12月17日の選挙法改正で20歳以上の男女が投票権を得て、はじめての選挙であった。女性作家の生田花世の文章を使った選挙ポスターも、女性の投票を呼びかけている。
選挙を前に政党の再編も進んだが、昭和21(1946)年1月4日のGHQによる公職追放令により、共産党以外の既成政党、とりわけ旧翼賛議員を中心としていた進歩党は大きな打撃を受けた。選挙の結果は、鳩山一郎率いる自由党が第一党となり、また39人の女性議員が初めて誕生した。そして鳩山の追放後、自由党総裁を継いだ吉田茂が進歩党との連立内閣を組織することとなった。東洋経済新報社社長であった石橋湛山もこの選挙で自由党から立候補し、落選したが大蔵大臣として入閣を果たした。なお、第1回の参議院の選挙は翌年の4月20日に実施された。
[戦後第一回総選挙ポスター]
- [昭和21年]
- 憲政資料室収集文書 1277
- 国立国会図書館
[参議院議員候補者ポスター]
- [昭和22年]
- 憲政資料室収集文書 1312-16
- 国立国会図書館
[選挙演説原稿]
- [昭和21年3月]
- 石橋湛山関係文書 416-1
- 国立国会図書館
[推薦状]
- 昭和21年[3月]
- 石橋湛山関係文書 418
- 国立国会図書館