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5-9 社会党内閣成立
片山哲 『画報近代百年史』第18集 所収
昭和22(1947)年5月3日の新憲法施行を前に、最初の国会を組織するために、初の参議院選挙、4月25日に衆議院選挙が実施された。衆院選では、いずれの政党も過半数を獲得できず、第一党となった社会党は、委員長の片山哲を首班とし、民主党および国民協同党と連立内閣を組織することとなった。
選挙後、政権を渡す決意をした吉田首相は、岳父である牧野伸顕宛ての書翰で、社会党が出て来やすいよう潔く退陣するつもりである旨を述べている。
一方、マッカーサーは、クリスチャンである片山の首相就任を歓迎し、片山内閣の成立は日本の国内政治の中道路線を強めるとの、好意的な声明を発表した。
吉田茂書翰 牧野伸顕宛
- [昭和22年]5月3日
- 牧野伸顕関係文書 書翰の部 659-54
- 国立国会図書館
[General MacArthur's Statement]
- 24 May 1947
- <MMA-10 Roll No.1>
- 国立国会図書館
- マイクロフィルム
- 原所蔵:マッカーサー記念館