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6-14 池田内閣の所得倍増論
高橋亀吉 『私の履歴書 文化人』15所収
総裁に選出された池田勇人 『自由民主党党史』証言・写真編所収
「寛容と忍耐」を掲げる池田勇人内閣は、所得倍増論を打ち出すことで、政策目標を政治から経済に転換していった。昭和36(1961)年7月、内閣を改造し、その所信表明演説では、経済成長政策の堅持、物価上昇の抑制、国際収支の均衡を掲げた。演説草稿には、池田のブレーンで異色のエコノミストであった高橋亀吉による推敲が随所に見られる。
総理所信表明演説草案 経済之部
- 昭和36年9月27日
- 高橋亀吉関係文書 2707
- 国立国会図書館