国立国会図書館では、当館がこれまで収集し、憲政資料室で利用に供している日記資料の一部を、「国立国会図書館デジタルコレクション」で提供しています。これらは幕末から現代に至るまでの歴史に名を刻んだ人物、歴史を舞台裏から支えた人物など多様な人々の貴重な記録になります。こうした日記により親しんでいただく新たな電子展示会「国立国会図書館憲政資料室 日記の世界」を作成しました。
ここで簡単に展示会にご案内してみたいと思います。「年表から日記を見る」では、幕末から現代まで時期を区分して、各日記の中から興味深いトピックを厳選して紹介しています。見出しをクリックすると、その部分の原本画像とテキスト、そして簡単な解説を読むことができます。これらにざっと目を通していただければ、それぞれの時代像というものも浮かび上がってくるでしょう。「人物から日記を見る」では、その人物が記した日記の概要を知ることができると同時に、デジタル化された日記原本の画像をはじめとする様々な情報・画像もみることができます。こうして、その人物をより深く理解することができるでしょう。
このほか、日記を深く読み込んでいる研究者による、どんな日記があるのか、どのように読めば面白いかなど、それぞれの専門分野における視点からの紹介を「歴史史料としての日記」「日記で読む政治史」として提供しています。言うまでもなく、日記は歴史を知る上で重要な史料です。しかし、ただ大量にある字面を眺めているだけでは、その重要さに気付かず読み飛ばしてしまうことが多々あります。それを見付け出した時の喜びなどを含め、日記とはどんなものであるかを書いていただきました。さらに、展示会で紹介した日記の理解を助けるために、興味深いエピソードや関連情報をまとめた「コラム」のコーナーも設けました。
この電子展示会を通じて多くの方々に日記の魅力に触れていただければ幸いです。
この電子展示会の監修は、季武嘉也(すえたけ よしや:創価大学教授・国立国会図書館客員調査員)が担当しました。
この電子展示会では、国立国会図書館憲政資料室が所蔵する日記資料のうち、一部のデジタル化が済んだ資料を紹介しています。掲載した画像は、一部を除き国立国会図書館デジタルコレクションでご覧いただけます(一部国立国会図書館館内限定公開の資料があります)。
個別に著者を記載している場合を除き、解説文は国立国会図書館職員が作成しました。著者の肩書は、令和3年3月の公開時点のものです。
資料の文字起こしは、解読の便のため概ね下記の要領で行いました。
解説文などの執筆に際しては、下記の参考文献を使用しました。
令和3年3月19日 提供を開始しました。
このコンテンツへのリンクは基本的に自由です。
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本電子展示会について、この方針に基づいて行った試験結果を以下のページで公開しています。
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