小林次郎
昭和20(1945)年10月22日
関屋氏を訪ふ。十六日及昨夜フェラースに面会す。天皇の平和愛好者なることを説明す。フェは側近がもっとよくアドバイスをすべきだったと云ふ。又昨夜はフェは東条が変なことを云はぬやうに注意すべきを可とすと云ふ。これに対しては、はっきり返事をしなかった。
天皇の戦争責任問題について記述した日記です。元宮内次官で貴族院議員の関屋貞三郎とマッカーサーの側近の情報将校ボナー・フェラーズ(Bonner Fellers)の対談について、小林が関屋を訪問して内容を確認していることがわかります。