国立国会図書館憲政資料室 日記の世界

寺光忠

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寺光忠の肖像写真

寺光忠

てらみつただし
1908年~1996年

寺光忠の日記について

この電子展示会で見られる日記の概要

  • 1942年~1948年まで、貴族院・参議院在職中の日記。ペン書き。
  • 太平洋戦争末期の様子や、戦後の改革等について記されている。

寺光忠の日記より

昭和20(1945)年1月1日

新年のわびしい想い  第二次世界大戦正月
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年歯今や三十八。近き次代を背ひ政治を担ふと予想せられる青年たち(特攻隊等に鍛へられた出征学徒軍人)と最早余りにもかけ離れた年令に達したことがわびしく考へられるこの元旦。
昭和20(1945)年3月10日

東京大空襲 第二次世界大戦
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警務課で話す。八時官長より電話にて、明日の議事順序を各派へ通報。九時司法省政府委員室にて就寝。警視庁報告に依れば、驚くべし――。絨壇[ママ](じゅうたん)爆撃。被害二十四万戸、九十一万人。死者一万四千人と情報あり。
昭和20(1945)年8月8日

広島の原子爆弾の威力  第二次世界大戦
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曰[いわ]く「広島(東西一里、南北一里、半数疎開で現在人口二十万)へB29、 4機。午前八時半。原子爆弾らしく、人口半数たる十万人死亡せり」と。小村藤井正木すべてその他の人々の安否気づかはる。多くは望み無かるべし。…軍も相当に動揺せるものの如し。
昭和20(1945)年12月29日

戦後の税制改革 
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財産税、戦時利得税の基準大略明らかとなる。財産税は基礎控除二万円に家族一人当り二千円。

寺光忠について

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