沢太郎左衛門
文久2年8月2日(1862年8月26日)
穏やかな海へ出航 海外
快晴。風少く海面油を流せし如く、夕七ツ時御船当港出船、志州浦え向。夜中遠州灘え進む。この灘は兎角[とにかく]波立荒き所なれ共、風これ無きに付致て穏静。
下田での逗留がようやく終わり、沢らオランダ行きの留学生たちは西に向けて出航することができました。遠州灘は波が荒いとされたものの、この日は風がなく穏やかに船を進めることができています。
文久2年8月2日(1862年8月26日)
快晴。風少く海面油を流せし如く、夕七ツ時御船当港出船、志州浦え向。夜中遠州灘え進む。この灘は兎角[とにかく]波立荒き所なれ共、風これ無きに付致て穏静。
下田での逗留がようやく終わり、沢らオランダ行きの留学生たちは西に向けて出航することができました。遠州灘は波が荒いとされたものの、この日は風がなく穏やかに船を進めることができています。