国立国会図書館憲政資料室 日記の世界

植木枝盛

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植木枝盛の肖像写真

植木枝盛

うえきえもり
1857年～1892年

植木枝盛の日記について

この電子展示会で見られる日記の概要

  • 「植木枝盛〔伝〕」1冊「流水日記」3冊「大王日記」2冊「演説日記」1冊がある（「憲政資料室収集文書」所収）。
  • 編纂会収集文書には、「購求目記」「閲読書目記」「演説日記」、ペン書きの「植木枝盛日記」7冊がある。

植木枝盛の日記より

明治6（1873）年2月28日

東京での情報収集  図書館・読書
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新聞紙貸覧処に過新聞雑誌を看。
明治8（1875）年6月11日

書籍館で読んだもの  図書館・読書
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午後書籍館に行、民間雑誌評論新説を読む。
明治12（1879）年2月23日

太宰府で名物の餅を食べる 
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大宰府に遊び、梅を看る。梅の香餅を喰ふ。
明治14（1881）年8月28日

東洋大日本国国憲按を草す 
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二十八日、小島稔来訪。大風雨幽居。日本国憲法を草す。二十九日、大風雨。幽居。日本憲法を草す。
明治23（1890）年11月25日

帝国議会の初召集と議長選挙  帝国議会
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帝国議会始めて召集せらる。衆議院議員衆議院（内幸町）に集会す。書記官長曽根荒助、仮に議長の職を行ふ。議長候補者三名を選挙す。中嶋信行議長となり、津田真道、松田正久三氏当選す。副議長候補者三名を選挙す。津田真道、楠本正隆、松田正久当選す。
明治23（1890）年11月29日

第1回帝国議会の開院式  帝国議会
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天皇式場に出御、勅語を朗読す。午后衆議院議員議場に会し、勅語奉答の事を議す。

植木枝盛の日記一覧 （国立国会図書館デジタルコレクション収録分のみ）

植木枝盛の日記刊行本一覧

植木枝盛について

履歴

安政4（1857）.1.20高知生まれ。明治7（1874）年に板垣退助の演説を聞いて政治を志す。翌年上京、1876.3《郵便報知新聞》掲載の投稿〈猿人政府〉により投獄。1877帰郷し立志社に参加。1881.8「日本国国憲按」起草、1880.10自由党結成に参画。1886.1高知県会議員。1890.7衆議院議員。1891.3自由党脱会、1891.12自由党復帰。1892.1.23死去。

肖像の出典

家永三郎 [ほか] 編『植木枝盛集. 第1巻』より