児玉源太郎：明治24（1891）年11月10日の日記より

児玉源太郎

明治24（1891）年11月10日

シンガポールのホテル事情  海外

午後第四半、新嘉坡［シンガポール］着す。ルフールホテルに一泊、取扱甚だ不可なり。食物もまた甚だ不味［まずい］。始めて仏船の美味を感ぜり。

欧州視察に出かけた児玉は、シンガポールのホテルでの食事がまずかったこと、サービスがよくなかったことを記しています。そして乗船してきたフランス船の食事がおいしいと思ったようです。