国立国会図書館憲政資料室 日記の世界

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キーワード:疫病

安政5年7月初旬(1858年8月初旬)

コレラの流行  疫病
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当地にコレラと唱ふる伝染病流行、日々死するもの数百人なり。この疾を受るや吐しゃ烈しく数時間にして死するあり。未だ是を治するの薬方なしといへども、是を余[予]防するの法あり。蘭人[オランダ人]教師ポンぺ氏是を著して差出せり。この疾は始めて伝来せるにて古医も知るものなかりし。亜墨利加[アメリカ]船ポーハタンにて支那より伝来せりと云ふ。或は魯西亜[ロシア]船アスコルトより伝来せり抔との風評なり。市中の騒動大方ならず、悪魔を払ふと号し、鐘大鼓にて騒ぎ回り恰も祭礼の如し。
文久2年7月4日(1862年7月30日)

船内ではしかが流行  疫病 海外
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雨。御船乗組の者、多分痲疹病に付、当分同所に碇泊相成る。
明治12(1879)年9月6日

愛国社大会延期  疫病
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后三時、帰宿。小時あり、大坂愛国社より左の報答あり。本社恒会の儀は、本月十日より開場致すべきのところ、方今各地悪疫流行の際に会し、付ては出会するに困難の向も往々これ有る由に付、十一月一日迄延期致候。この段御報のみ。匆々
明治34(1901)年1月15日

大山の病休  疫病
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流行感冒なりとて熱度あり。終日床上に臥す。今日より始[はじまら]んと、五十日間には人にも面会せず。一時は肺炎になり、熱度も四十度近く上れり。この間の日記を休む。